アマモなどが群生する藻場は、魚にとって重要な餌場になるだけでなく、棲みかや産卵の場となっていて、「海のゆりかご」とも呼ばれています。
魚津市村木小学校では2年前から、児童たちが身近な海の環境について考えるきっかけになればと、アマモを育てています。皆で休み時間などに毎日観察しながら、成長を見守ってきました。
児童たちは、植え付けを行うダイバーに苗を手渡しました。
ダイバーは浜から沖合30m、水深1.5mほどの海底に受け取ったアマモを植えていきます。浜辺から様子を見守る児童たちは自分たちの活動が豊かな海を育むことにつながることを実感したようです。
「(海が)綺麗になって魚に食べてもらいたい」
「これから成長して魚たちの住処になって魚がたくさん獲れるようになってほしい。」
アマモの成長を見守りながら海の環境について学んだ子ども達の心も大きく成長していました。