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2023.08.14

富山の海について学びを深めよう! 夏休み自由研究のヒント

気がつけばもう8月中盤。お子さんの夏休みの宿題は順調ですか?
なかでも親子の頭を悩ませるのが自由研究。「先延ばしにしていてテーマが決まっていない」「今から何をしていいかわからない」…なんてことはありませんか?

今回は、自由研究をこれからスタートするという親子に向けて、富山の海にまつわるテーマ決めや進め方のヒントをお届けします。ぜひ参考にしてみてください!

テーマ決めのコツ

自由研究の要とも言えるテーマ決め。親子で楽しく取り組むためには、お子さんが興味のあること、好きなことをテーマにするのが一番です。

とはいえ、なかなか興味のあることが思いつかなかったり、進め方のイメージができないというお子さんも多いはず。そこでおすすめなのが、自分が住んでいる地域を一つの切り口にすることです。海なら「富山の海」、魚なら「富山の魚」について調べてみてください。
身近なテーマにすることでお子さんも興味を持ちやすく、自分ごととして考えたり調べたりすることができるでしょう。また、近くの図書館や博物館などの施設に行けば、その地域ならではの資料や展示が用意されていることも。研究を進めやすいという点でもおすすめです。

ここからは、富山の海にまつわる自由研究のヒントをお届けします!

富山湾の魚について調べる

  1. 魚津水族館

一年を通してたくさんの魚に恵まれている富山湾。日本海に分布する約800種のうち、約500種もの魚がすんでいると言われています。どうしていろんな魚がすめるのでしょうか? 富山湾の特徴的な地形に理由がありそうです。
また、ブリやホタルイカ、白えびなど、富山湾のブランド魚について深く調べてみるのもおもしろいでしょう。魚津市の『魚津水族館』では、富山湾の魚について、実際にその姿を見ながら知ることができます。

海の問題について考える

  1. ひみの海探検館

美しい富山湾を未来に残すために、海の問題について考えてみましょう。近年、世界で注目されているのが「海洋ごみ」の問題。海洋ごみはどこからくるの? 減らすにはどうしたらいい? 富山県内の現状や取り組みも調べてみてください。図工が得意なお子さんは、拾い集めた海洋ごみでアート作品を作ってみるのも面白いでしょう。
乱獲による水産資源の枯渇も問題視されています。そこで魚をとりすぎないサステナブルな漁法として注目されているのが、富山湾で江戸時代から続く「定置網漁」です。氷見市の『ひみの海探検館』では、定置網のしくみなどについて、実物展示を見ながら楽しく学ぶことができます。

富山湾の不思議について調べる

  1. ほたるいかミュージアム

富山湾には不思議がいっぱいありますが、なかでも有名なのが「蜃気楼(しんきろう)」。遠くの景色が伸びたり反転したりして、実際とは違う景色に見える現象です。魚津市にある『魚津埋没林博物館』では、国の特別天然記念物に指定されている「埋没林」と「蜃気楼」、ふたつの不思議に迫ることができます。
また、富山湾の不思議な生き物といえば「ホタルイカ」。どうして青く光るの? どうして身投げするの? その生態は、まだはっきりとわかっていないことが多いそうです。滑川市の『ホタルイカミュージアム』へ行って、謎に包まれているホタルイカのことを調べてみましょう。

海がもたらした食文化を知る

  1. こんぶ学習帳

昆布、かまぼこ、ますずしなど…。富山には海がもたらした食文化がたくさんあります。なかでも昆布は県内でほとんどとれないのに、消費量は全国トップクラス。昆布の産地・北海道から昆布文化を運んできた「北前船」について調べてみると、その歴史がわかるでしょう。海と日本プロジェクトin富山県が発行した「こんぶ学習帳」もぜひ参考にしてみてください。

参考:こんぶ学習帳【デジタルver.】

富山のかまぼこ文化について知りたいなら、富山市にある『梅かまミュージアム U-mei館』。ますずし文化について知りたいなら、同市にある『ますのすしミュージアム』へ足を運んでみるのがおすすめ。ただ展示を見るだけでなく、文化に触れる体験をすることで、郷土愛も育まれるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
本やパソコンとにらめっこするだけではなかなか進まない自由研究。この記事を参考にして、親子で楽しく富山の海についての学びを深めてみてはいかがでしょうか?

関連記事:GWに行きたい! 富山の「海」にまつわるスポット5選

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