夏休み中の子ども達に伝統ある定置網漁を身近に感じてもらおうと親子を対象にした漁の見学会が富山県氷見市で始まった。
夜明け前の午前4時過ぎ。氷見漁港の観光遊覧船に次々と親子連れが乗り込んだ。氷見市は市内の小中学生に伝統ある定置網漁の理解を深めてもらおうと毎年、見学会を開いている。
400年以上の歴史をもつ氷見市の定置網漁は資源や環境にやさしい持続可能な漁業として今年2月、県内で初めて農林水産省から「日本農業遺産」に認定された。
参加者は乗組員から定置網の仕組みや歴史を聞き、漁場を目の前に停まった船の上から迫力ある漁の様子を見学した。参加者は地元の伝統や文化を知る良い思い出となったようだった。