ホタルイカ漁の解禁をあさってに控え滑川漁港では漁に使われるわら網の準備に取り掛かっていますが今年は、その作業が大雪の影響で大幅に遅れています。あさから快晴となった今日。滑川漁港ではけさ7時から滑川春網定置漁業組合の漁師たちおよそ60人がホタルイカ漁に使われるわら網の編み込み作業を行っていました。わら網を使った定置網漁は滑川や魚津などに伝わる伝統の漁法でナイロン製に比べホタルイカを傷つける事が少ないと言われています。わら網を作る作業は毎年1月中旬から始まり、天気のいい日を選んで行われますが、今年は大雪が降り漁港に多くの雪が積もったため、場所が確保できず作業が大幅に遅れています。例年、この時期は5つから6つのわら網が完成しているといいますが、ことし出来上がっているのは3つのみ。作業の遅れを少しでも取り戻すため、沖合に設置するわら網を積み込む作業にも漁師たちの気合が入ります。滑川春網定置漁業組合では11ある漁場すべてに網を設置できるのは例年よりも10日ほど遅い3月下旬になる予定であさってから解禁になるホタルイカ漁の水揚げに影響がでないか懸念されています。