氷見市にある「富山県栽培漁業センター」が2023年4月にリニューアルオープン! さまざまな体験を通して楽しみながら“栽培漁業”を学べる施設へと生まれ変わり、連日家族連れで賑わっています。
今回は気になるアクセス方法や見どころをご紹介。夏休みのおでかけにもオススメですよ!
「富山県栽培漁業センター」は、能越自動車道・灘浦ICから車で約5分。氷見市街地からは車で15〜20分ほどの自然豊かな場所にあります。海水浴スポットとして人気が高い「小境海水浴場」(小境海岸CCZ)の近くと言えば分かりやすいかもしれません。
同センターはもともとクロダイやクルマエビなどの種苗生産施設として運営されてきましたが、施設の老朽化などを理由にリニューアルオープン。新しく一般開放エリアとして「交流館」と「ふれあい館」が作られました。
魚を“栽培”するってどういうこと?と思うかもしれません。栽培漁業はその名前の通り「つくり育てる漁業」です。
生まれたばかりの稚魚は、海ではエサを食べられなかったり、他の魚に食べられたりして、わずかな数しか生き残れません。そこで、生まれたばかりの弱い時期を人の手で育て、生き残る力がついたら海に放流。放流した稚魚は海で育ち、大きくなった魚の一部を漁師さんがとることで、海の資源を守りながら漁業を続けられる…。そんな自然にやさしい漁業なんです。
富山県では、ヒラメ・クロダイ・アワビ・クルマエビの栽培漁業に取り組んでいるそうです。
センターに着いたらまず、向かって右側の「交流館」に入ってみましょう。展示室には富山県が育てている稚魚の生体展示があり、水槽越しに間近で見ることができます。なかには高級魚として親しまれているキジハタやアカムツも! 水槽の周りにあるパネルでは、その魚の豆知識や成長の様子が紹介されています。
子ども連れで訪れる方は、バーチャル栽培漁業体験、魚釣りゲーム、パズルなどの各体験コーナーも要チェック。子どもも大人もゲーム感覚で楽しみながら、栽培漁業について理解を深めることができそうです。
展示室の横にある研修室は、講演や魚のさばき方教室、実習などで活用できるそうですよ。
栽培漁業とは何か?を知ったあとは「ふれあい館」へ。ここでは魚を“見る”だけでなく、魚に“触れる”ことで、さらに学びを深めることができるんです。
1階部分には、実際に放流されている稚魚や富山湾の海辺の生き物とふれあえる「タッチ水槽」、エサやり体験をしながら水槽の窓から魚の様子を観察できる「エサやり水槽」があります。
そしてこのセンターの目玉とも言えるのが、屋外にある「ふれあいプール」! 深さの異なる2つのプールがあり、実際に放流されているクロダイ・キジハタの稚魚たちとふれあうことができます。
素足で入ることができるので、子どもが喜ぶこと間違いなし。魚に夢中になって服や手足が汚れてしまっても、足洗い場や更衣スペースがあるから安心です。訪れる際はくれぐれも着替えをお忘れなく!
「ふれあいプール」に入れば半日ほど遊べそうな施設ですが、なんと入場は無料。夏の思い出づくりや自由研究の参考に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
施設概要
富山県栽培漁業センター
【住所】富山県氷見市姿15-1
【電話番号】0766-79-1521
【営業時間】9:30〜16:30
【休業日】5月〜10月:火曜、11月〜4月:土日祝、年末年始(12月29日〜1月3日) ※臨時休館情報はHPに掲載
【料金】入館無料、駐車場(約40台)無料
※記事の内容は2023年7月時点の情報です。
※営業時間・定休日・入館料などの詳細は、公式サイト等でご確認の上お出かけください。