8月26日(月)27日(火)の1泊2日間で開催した
海と日本プロジェクトin富山県 「TOYAMA 船のこども調査隊プロジェクト」
2日目のレポートです。
定置網漁は、まき網や底引き網のように、海の魚をほとんどとり尽くす漁法ではなく、網にかかる2-30%のみを捕獲する自然に優しい漁法です。
網は昔は化学繊維ではなく、藁で編んだものを使用していたそう。3ヶ月に1度、傷んだ網を交換する際は、藁で作った網を海に投下し、分解された藁を海のプランクトンらが餌として食べたり、とれすぎた鰯を田んぼに撒いて肥料にしたりといった、漁業と農業の密接な関係もあったそうです。
現行の化学繊維を使用した網は、道具を生産する速さ、コスト、丈夫さ(効率性)等を考慮した結果 選択されているそう。ただ、県内ホタルイカ漁の一部の行程では、藁で作った網を使用した漁が今でも行われているそうです。
伏木富山港・海王丸財団 海事課長 チョッサーこと大阪さんと海王丸職員の皆様による海洋教室に参加。船の仕組みや仕事内容などを調査しました。
また、船員体験としてマスト登りとカッター訓練にも参加。協調性や団結力の大切さを身をもって学びました。
富山湾を守るためのメッセージ・守りたい富山湾の生き物のイラストを作成。それぞれ富山湾をまもるためにはどうしたらよいかシートに記入し発表しました。
みんなが描いてくれたイラストとメッセージは、日の出屋製菓様より 他県土産コーナーにて「オリジナルパッケージ白えびせんべい」として商品化・販売されます。(2019年10月予定)
売上金は、富山湾を守る活動【富山湾クラブ】に一部寄付予定です。
そして、10月17日(木)から20日(日)まで富山県で開催される、富山湾が「世界で最も美しい湾クラブ」加盟5周年を迎える節目に、日本初となる湾クラブ世界総会の会場で「船のこども調査隊」のみんながデザインした「日の出丸しろえびせんべい」が、ヰ一般参加向けに19日(土)富山国際会議場1F(午前中のみ)で先行発売されます。
また、2日目の調査内容まとめと、2日間の感想と学習結果の発表を行い、富山湾を守るために私たちにできることを共有しました。
調査隊の皆様、2日間 本当にお疲れ様でした!
調査受け入れ先の皆様には、子どもたちに 学びの場をご提供くださり、心より感謝申し上げます。