レポート
2019.10.17

TOYAMA 船のこども調査隊プロジェクト 体験レポート①

8月26日(月)27日(火)の1泊2日間で開催した 

海と日本プロジェクトin富山県 「TOYAMA 船のこども調査隊プロジェクト」

県内の小学5~6年生の児童25名が参加しました。

プロジェクトのテーマは、「船」。

富山の海といえば、寒ブリやシロエビ、ホタルイカ。おいしいキトキトの魚がたくさんいます。

富山湾は、「天然のいけす」とよばれるほど、豊富な魚が生息しています。

さらに、富山湾から見える海越しの立山連峰など、その美しい景観も多くの人を魅了しています。

今回そんな「富山湾」で活躍する、海の調査船や定置網漁船、貿易船などの「船」を調査することでみえてくる

「富山湾」の現状と課題、果たす役割をみんなで学びました。

 

 

 

 

 

TOYAMA 船のこども調査隊プロジェクト 出発式(富山テレビ放送 大会議室)

  1. 日本財団・宇田川さんに激励のご挨拶をいただきました。ありがとうございます。
  2. みんな、少し緊張気味。
  3. みんなの前でそれぞれ自己紹介をしました。

出発式では、みんなに「これまで船にのったことがある人?」と質問をしました。

半分以上が、のったことがあると答えてくれました。頼もしい限りです。

参加してくれた児童に、事前のアンケートを実施したところ、おじいちゃんが漁師をしていて

船に親しみのある子や今回のプロジェクトの調査場所である

大型帆船「海王丸」に乗ったことがある子も多く、船に興味・関心をもっている子が非常に多かったです。

 

 

1日目:漁業調査船「立山丸」で富山湾の海洋模擬調査を実施①

  1. 漁業資源調査のために、富山湾はもとより日本海一円で活動している富山県唯一の大型漁業調査船
  2. 船内の様子を見学させていただきました。みんなメモを取りながら、
  3. 貴重なベニズワイガニにも触らせていただきました。漁獲量調整のため、かにかご漁や禁漁期間を設けるなど、貴重な資源を守るためにさまざまな工夫が行われています。

まず最初に訪れた調査場所は、滑川市にある「富山県農林水産組合センター 水産研究所」。この施設では、水産資源の管理や魚を増やすための技術開発、海の環境を守るためのさまざまな調査・研究を行っています。今回、漁業調査船「立山丸」では、さまざま調査の方法(海の水質調査など)や船の仕組み・役割などを説明していただいたほか、水産研究所の中では、ベニズワイガニやキジハタ・アカムツなどの稚魚も見学させていただきました。

1日目:国際拠点港「伏木富山港」で海上物流や港の調査②

  1. 大迫力のコンテナクレーンの見学
  2. 港湾業務艇「なごかぜ」に乗船しての港内の見学
  3. みんなで新湊大橋を歩いて、上から港の見学もしました。

1日目、午後から調査に訪れたのは「伏木富山港 国際物流ターミナル(コンテナターミナル)」

伏木富山港は、3つの地区からなる日本海側の総合拠点港です。国土交通省 伏木富山港湾事務所の職員の方をはじめ、富山新港管理局、伏木海陸運送の職員の方にご案内をいただきました。港の役割や仕組みを説明いただいたほか、海外との物流は、実は99.6%が船が担っていることなど、たくさんのことを学ばせていただきました。普段は、なかなか見学できない場所ということもあり、コンテナクレーンの迫力や港湾業務艇「なごかぜ」に乗船しての港内の見学(石炭を運ぶ大型船など)など、みんな目を輝かせて調査している様子が印象的でした。大変貴重な体験をさせていただきました。

1日目:学習のまとめ

  1. 班ごとに分かれて、みんなで学習の成果をまとめました
  2. 全員で発表
  3. まとめの発表シートにまとめました。新しい発見や驚きがたくさんありました。

宿泊先の氷見市内にある民宿「城山」にて、1日目みんなで学習した内容をそれぞれ班ごとに、まとめて発表を行いました。みんなで学習したことを共有することで、新しい学びがあったり、活発な意見がたくさん出ていました。

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