8月26日(月)27日(火)の1泊2日間で開催した
海と日本プロジェクトin富山県 「TOYAMA 船のこども調査隊プロジェクト」
県内の小学5~6年生の児童25名が参加しました。
プロジェクトのテーマは、「船」。
富山の海といえば、寒ブリやシロエビ、ホタルイカ。おいしいキトキトの魚がたくさんいます。
富山湾は、「天然のいけす」とよばれるほど、豊富な魚が生息しています。
さらに、富山湾から見える海越しの立山連峰など、その美しい景観も多くの人を魅了しています。
今回そんな「富山湾」で活躍する、海の調査船や定置網漁船、貿易船などの「船」を調査することでみえてくる
「富山湾」の現状と課題、果たす役割をみんなで学びました。
出発式では、みんなに「これまで船にのったことがある人?」と質問をしました。
半分以上が、のったことがあると答えてくれました。頼もしい限りです。
参加してくれた児童に、事前のアンケートを実施したところ、おじいちゃんが漁師をしていて
船に親しみのある子や今回のプロジェクトの調査場所である
大型帆船「海王丸」に乗ったことがある子も多く、船に興味・関心をもっている子が非常に多かったです。
まず最初に訪れた調査場所は、滑川市にある「富山県農林水産組合センター 水産研究所」。この施設では、水産資源の管理や魚を増やすための技術開発、海の環境を守るためのさまざまな調査・研究を行っています。今回、漁業調査船「立山丸」では、さまざま調査の方法(海の水質調査など)や船の仕組み・役割などを説明していただいたほか、水産研究所の中では、ベニズワイガニやキジハタ・アカムツなどの稚魚も見学させていただきました。
1日目、午後から調査に訪れたのは「伏木富山港 国際物流ターミナル(コンテナターミナル)」
伏木富山港は、3つの地区からなる日本海側の総合拠点港です。国土交通省 伏木富山港湾事務所の職員の方をはじめ、富山新港管理局、伏木海陸運送の職員の方にご案内をいただきました。港の役割や仕組みを説明いただいたほか、海外との物流は、実は99.6%が船が担っていることなど、たくさんのことを学ばせていただきました。普段は、なかなか見学できない場所ということもあり、コンテナクレーンの迫力や港湾業務艇「なごかぜ」に乗船しての港内の見学(石炭を運ぶ大型船など)など、みんな目を輝かせて調査している様子が印象的でした。大変貴重な体験をさせていただきました。
宿泊先の氷見市内にある民宿「城山」にて、1日目みんなで学習した内容をそれぞれ班ごとに、まとめて発表を行いました。みんなで学習したことを共有することで、新しい学びがあったり、活発な意見がたくさん出ていました。