「みんなのニュース BBTチャンネル8」で放送中のシリーズ「海と日本PROJECT」をYouTubeへ公開しました。ぜひご覧ください。
魚津市と黒部市にまたがる標高およそ2400メートルの毛勝三山。魚津市はその一帯から流れ出した水が富山湾までわずか25キロで流れ込む全国的にも珍しい急峻な地形です。その水の循環について学ぶ「水の学び舎ツアー」は4年前から始まりこれまで県内外の260人あまりが参加する人気のツアーです。
見学者は山に降った雨が湧き出す滝「裏沌滝」や、水利権をめぐる争いが絶えなかった片貝川流域で昭和30年に県内で初めて設置された「東山円筒分水槽」など、水の循環とそれに関わる歴史や地域資源を見学し理解を深めました。
ツアーの市民ガイド伊藤清隆さんは、「今の環境を当たり前と思わず、先人たちが気付きあげてきたもの、今後も守っていかないといけない」と話します。
生活を潤し、様々な生物を育む魚津の海と大地を巡る水の循環。この自然環境を将来に渡って継承していくために「故郷を見つめ直す」ことが大切です。