2019年富山で活躍する「船」を調査し、そこからみえてくる「富山湾」の現状と課題を探る1泊2日の現地学習ツアー「「TOYAMA船のこども調査隊」を開催しました。調査でお世話になった県水産研究所の漁業調査船「はやつき」が老朽化に伴い、先月から新しい調査船が始動しました。
新はやつきは19トン、全長20メートルで、沖合約20キロ以内の沿岸部で調査を行います。機動性を高めたほか、定員を10人から12人に増やし、甲板面積も広くした。音波で海底の地形を把握する装置や水中ドローンなど最新の機器を備えています。
新はやつきは、富山県沿岸海域における漁業及び漁場環境に関する各種調査研究を行うことを目的とし、主に下記の調査研究等を行います。
(1)栽培漁業の効果をはかるための調査研究
(2)水産生物資源の生態解明のための調査研究
(3)磯根資源・藻場保全のための調査研究
(4)漁業環境保全のための調査研究
(5)緊急時の漁場環境調査
船は強化プラスチック(FRP)船で、漁業及び漁業環境調査研究を実施できるよう、最新の航海計器、漁労機器、海洋観測機器等を装備し、操縦性の高い漁業調査船となっています。
今後、試運転を経て2月上旬に初の調査を実施。
富山湾の環境変化を調査する重要な調査船。今後の活躍を期待しています!