レポート
2018.08.30

富山湾でクジラ発見!

先月7月20日(金)午前9時14分ごろ

射水市庄西町の伏木指向灯から北東約3・5キロ付近の富山湾沖で

パトロール中の伏木海上保安部の巡視船「のりくら」が、体長約10メートルの

クジラを発見しました。

 

このクジラは、

2003年に新種と判明した「ツノシマクジラ」の可能性があるということで、

専門家に、電話取材させていただきました。

 

取材:国立科学博物館

   動物研究部 脊椎動物研究グループ 田島 木綿子研究員

 

 

Q:今回発見されたクジラは、

  ツノシマクジラの可能性が高いのでしょうか?

 

回答:ツノシマクジラはヒゲクジラの一種。1998年に日本海にある山口県の角島に漂着し、2003年に新種として発表されている。

背びれ後部の先端が曲線状になっているのが特徴で、今回発見されたクジラは、写真を見ても、背びれがカギ状の形になっており、非常に可能性は高い。

 海外では多くみられ、インド洋のマダガスカル沖では普通に泳ぐ姿が見られるほか、台湾でも泳いでいる姿が見られる。

 

 

Q:富山湾で発見された何か要因などはあるのでしょうか?

回答:日本でどういう回遊をしているかわからないため、要因などはわからない。

 

 

 

写真提供:伏木海上保安部

今回、日本で泳いでいる姿が目撃されたというのは、非常に珍しいとのことでした。

まだまだ、謎が多い今回の富山湾でのクジラの目撃。海と日本プロジェクトin富山県では、今後も注目していきます。

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