富山湾の春の風物詩といえばホタルイカ。
真っ暗な夜の浜辺で、幻想的な青い光を放つホタルイカをすくう体験に、中田アナが挑戦しました。
今回はホタルイカすくいのコツを教えてもらうため、フィッシャーズ富山店の四柳勲副店長を訪ねました。
「初めてホタルイカすくいに挑戦するがコツは?」という質問に、四柳さんは「ひたすら歩いて探すこと。1か所にいるよりはあちこち探した方が良い」と話します。
ホタルイカすくいのピークは3月から5月にかけて。おすすめの時間帯は深夜0時から3時頃だといいます。
深夜の海でひたすらホタルイカを探す中田アナ。
「砂をかまない位置でちょっと沖の砂を巻き込まないところですくった方が良い」
四柳さんによるとホタルイカすくいのコツは2つ。
1つ目は「砂をかまない位置でちょっと沖の砂を巻き込まないところですくった方が良い」とのこと。
もう1つのコツは、砂浜もチェックすること。「水の中だけではなく、砂浜にも打ちあがっていたりする。身投げ」と四柳さんは話します。
ホタルイカがよくすくえる条件は「新月・大潮」と言われ、月が細い週で穏やかな天気の日がおすすめだという。この日は小魚1匹のみで、ホタルイカには出会えませんでした。
「素直に帰って寝るのも大事。また次の日来ること」という四柳さんのアドバイスを胸に、中田アナは3回目、4回目と挑戦を続けました。
場所を変えて挑戦した3日目も、ホタルイカの姿はありませんでした。
小さい魚やカニはたくさん見つかったものの、目当てのホタルイカは姿を見せません…
そして挑戦4日目。この日は満月だったが、ついにホタルイカをゲットすることができました。中田アナは「4日目くらいでようやく、やりました!ふいにいるものなんですね。うれしい!」と喜びをあらわに。
四柳さんによると、先月の新月に近い週はたくさん獲れた日もあったようで、「新月・大潮です。熱いのは」と四柳さんは話します。
さて、次は苦労して獲ったホタルイカの美味しい食べ方を、鮮魚店「鮮魚中村」の中村光男さんに教えてもらいます。
まずはホタルイカのゆで方。「まず鍋にお湯を沸かして沸騰するまで待つ。ぬるいとホタルイカを入れても色がきれいに出ない。完全に沸騰した状態でホタルイカをゆでる」と中村さんは説明します。
ポイントは塩を入れること。「鍋に塩を1つまみ~2つまみ。4%~5%くらい。ここにホタルイカをさっと入れます」と中村さん。塩分を入れるとホタルイカがふっくらし、味もつくので食べるとおいしいのだといいます。
ホタルイカが鮮やかに色づき、ぐつぐつ浮いてきたらゆであがり。「水でさっと余熱をとる。これで釜揚げの完成!」とのこと。
ホタルイカの目や口、筋の部分を先にとっておくと食べやすいそう。
実際に試食するとぷりぷりの食感と絶品の味わいでした。