帆船「海王丸」は、地球50周分の航海を通して1万人を超える航海士などを育てた実習船。
現役を引退した後も富山湾に面する公園で当時の姿のまま公開され、海洋教育や海に親しむ場となっています。
ここを訪れたのは、地元の射水市とその姉妹都市、長野県千曲市の小学5、6年生36人。船内活動を通して海への理解と参加者同士の交流を深める体験会です。
「海のことを学びたいから参加した。」
普段、海を目にすることのない千曲市の子どもたちにとっては特に貴重な体験です。
初めて会った子どもたちが力を合わせて帆を張ったり、マストに登ったり…。船を舞台にした共通の体験で、それぞれ新たな気づきと大きな学びがあったようです。