氷見高校海洋科学科の生徒が取り組んだのは、地元の海でムラサキウニが海藻を食べつくし、海底が砂漠のようになる磯焼けを防ぐため、ウニを回収すること。
さらに、そのウニを養殖し、商品化を目指す活動でした。
ところが、2024年元日の能登半島地震で養殖施設が長らく断水、育てたウニが全滅する被害に見舞われました。
そこに手を差し伸べたのが地元のアーティスト集団、ウニの殻を使って生徒の思いをアート作品で表現したのです。
作品の発表会に招かれた生徒たちは感慨ひとしお…。
その生徒たちは卒業しましたが、地元の海を守ろうという思いは後輩に受け継がれ、この春、海から新たなウニを回収し、商品化を目指して養殖を始めています。