魚津埋没林博物館の佐藤真樹さんは
国内で唯一の蜃気楼専門学芸員。
佐藤さんは毎日、博物館の敷地などから双眼鏡で景色の変化を観察しています。
蜃気楼とは大気中の温度差によって光が屈折し、
遠くの景色が上や下に伸びたり反転して見える現象のこと。
魚津では古くから観測されていて、
江戸時代に加賀藩の藩主が描かせた絵図にも蜃気楼が描かれ、
刻々と変化する様子を見ることができます。
取材した日の蜃気楼出現予想は40%。
馴染みの蜃気楼ウォッチャーと情報交換しながら観察していると、
新湊大橋方向に変化が…。
急いで事務所に戻り、ライブカメラを確認すると、
Eランクの蜃気楼の発生を確認。
各所に連絡を入れ、次に佐藤さんが大きな荷物を持って向かった先とは…