魚津水族館には北アルプスから日本海の深海まで、富山に特化した生き物が展示され、その中でも飼育員たちが海や川で調べた情報が面白く描かれた解説板が人気となっています。
案内板の元になる海や川でのフィールド調査は、水族館の館長・稲村修さんが40年前に始めたもので、今でも若い飼育員たちと一緒に定期的に潜っています。年々、海の生き物が変化していて、そんな海の状況も後輩たちに伝えていると言います。
稲村さんがもう一つライフワークにしているのが、子どもが対象の生き物観察会です。
海の生き物に触れながら、どんな環境に生き物が暮らしているのか、自分の目で見ることが大切だと、今後もこうした魚のふるさと教育を進めていきたい、と稲村さんは熱く語っています。