港のごみ拾いをしていたのは、とやま市漁協の漁師たち。
波打ち際に流れ着いたごみは、回収しない限り、きれいになることはありません。
未明の漁、沖合い5キロ付近に仕掛けられた定置網のそばで波に浮かぶペットボトルが船の漁火に照らされて光っていました。
魚の中にごみがいっぱい混ざってる時も稀にあり、海が時化たときには定置網の中にまで大量のごみが入り混んでいるといいます。
高度経済成長期以来、長い時間をかけて生活の場に浸透した日本のごみ回収の仕組み…。
それでも、その仕組みからあふれ出るごみがある、そして、行き着く先は海。この宿命的な現実は海を生活の糧とする漁師だけの問題ではありません。