今月上旬の富山市岩瀬浜・・・。集まった親子たちが砂浜に空いた小さな穴を覗き込んでいた。ショベルを使って穴を掘り起こしていくと・・見つけたのは砂の中に生息する、体長3センチほどの小さなカニ、スナガニ。
スナガニはこれまでの調査で、県内では富山市より西にある砂浜で生息が確認されている。決められた面積のなかにいるスナガニの数を調べることでどの程度砂浜が持つ本来の自然が残されているのかを知る指標になると言われている。この調査をNPEC(エヌペック)・環日本海環境協力センターと協力して毎年、行っているのが魚津水族館。この日は親子15人がスナガニの巣を掘り起し、60平方メートルの中に何匹いるのかを調べた。