夕陽が魚津を代表するたてもんをシルエットのように浮かび上がらせようとする頃、一人、また一人と諏訪神社へやってきます。今月3日、およそ300年続く魚津の「たてもんまつり」が今年も行われました。
航海の安全と大漁を祈願したこの祭り。たてもんの名称は、神への捧げ物である魚を高く積み上げ、供え、たてまつるもの、から来ていると言われ、高さ16m、重さ5トンのたてもんは帆掛け船を模しています。たてもんが勢いよく境内に入って来ました。子供から大人までが一つになってたてもんのクライマックス、回転奉納を行います。今年も無事に奉納を終えた7基のたてもん。今も昔も変わらない漁師町の心意気はこれからも受け継がれていきます。