日本財団は、東京大学と共同で世界的な課題となっている海洋ごみ、とりわけプラスチックが生態に与える影響についての調査研究に乗り出しています。
そのフィールドの1つが富山湾。
調査チーフの東京農工大学、高田秀重教授は海の生物が餌と間違えてマイクロプラスチックを食べてしまう影響を指摘しています。
「プラスチックは生物の生殖関係に影響を与える物質、免疫機能を低下させるなど慢性的な害を及ぼす物質を吸着している、食物連鎖で人間が間接的に摂取することになる」
閉鎖的な富山湾は、汚染度が低く、プラスチックの影響がより調査しやすいといいます。
実際に富山湾の海岸で貝などの海洋生物を採取し、プラスチック汚染の状況を調べることにしています。