番組情報
2019.03.29

日本財団×環境省 海ごみ対策プロジェクト始動 世界に発信

海を未来へ引き継ぐアクションの輪「海と日本プロジェクト」。

その旗振り役の日本財団が今年、環境省とタッグを組み、

世界に向けて発信する取り組みが動き出しています。

 

海ごみ対策プロジェクト

 

四方を海に囲まれた日本から今年、世界に向けて発信する取り組み。

2月、東京、日本財団ビルで発表された「海ごみ対策プロジェクト」です。

世界共通の課題となっている海ごみ、特に海洋プラスチック問題の解決に向け、

国際社会でリーダーシップを発揮する狙いがあります。

 

【原田義昭環境相】

「海洋環境保全に向けた機運を盛り上げ、国民各界各層の取り組みを促すとともに

我が国の取り組みを国内外に発信し、海洋プラスチック問題の解決に向けて

リーダーシップを発揮して参りたい」

 

【日本財団 笹川陽平会長】

「日本が率先したモデルケースをつくろうと(環境省と)合意に達した」

 

広く世界へ発信へ 取り組みの柱は3つ

 

まずは、5月30日の「ごみゼロの日」から始まる「海ごみゼロウィーク」。

全国2000か所、80万人が参加する清掃活動です。

 

そして、海ごみ対策に取り組む企業や団体、個人の優秀な事例を表彰する

「海ごみゼロアワード」。

4月10日まで、全国のモデルとなるような事例の応募が受け付けられます。

 

そして、これらの取り組みを今年6月、日本で開催のG20にあわせて開かれる

「海ごみゼロ国際シンポジウム」で広く世界に発信します。

1人ひとりが行動を

取組み

  1. 海ごみゼロウィーク
  2. 海ごみゼロアワード

こうしたオールジャパンの取り組みが始まった中で

富山県でも海を守ろうという動きが一層、広がりを見せようとしています。

 【富山市にあるNPEC(環日本海環境協力センター)中山純一さん】

「NPECでは市民参加の海辺の漂着物調査を毎年実施、その結果、海岸のごみの多くは

(河川の)上流から海へ流れ着くパターンで、上流の人の責任が非常に大きい」

 

このプロジェクトでは、1人ひとりが、そして社会全体が

海にごみを出さないという決意のもとで行動し、

世界共通の課題解決の道を示すことにしています。

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