光と大気の、面白い現象が見られました。けさ5時前。氷見市では幻想的な朝焼けが見られました。そして、日の出の瞬間。遠く、海から昇る朝日が、だんだん形を変えていきます。だるまのような形から、四角に、…さらには、きのこのような形に。この時期、穏やかに晴れた日の朝、放射冷却で冷えた空気が海上に流れ込むと見られる、しんきろう現象の一つです。しんきろうは、光が、空気の温度が変化する層を通るときに曲り、景色がいつもとは違った形に見える光の現象。気温が上がる日中、魚津などからみられる春型のしんきろうとは違い、朝日のしんきろうは、いわゆる「冬型のしんきろう」の一つです。