一般社団法人とやまミライラボは、2023年8月に実施した学習体験イベント「富山ますずし学校」で子どもたちが制作したオリジナルパッケージの手渡し式を、2023年11月28日(火)に開催いたしました。「富山ますずし学校」に参加した富山県内の小学5・6年生のうち9名が、販売店の一つである「富山名産鱒の寿し 高芳」(以下、「高芳」)を訪れ、同月30日(木)から販売開始するパッケージを贈呈しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要
富山ますずし学校 オリジナルパッケージ手渡し式
・日程
2023年11月28日(火) 16:00〜
・開催場所
富山名産鱒の寿し 高芳
・参加人数
富山県内在住の小学5・6年生 9名 ※「富山ますずし学校」の参加者
・協力団体
富山ます寿司協同組合
サクラマスを起点に、富山の海や川の変化を3日間で学んだ「富山ますずし学校」。最終日には、絵を描くチームと文章を考えるチームに分かれ、ますずしのオリジナルパッケージと同封するリーフレットの制作に取り組みました。今回の手渡し式に集まった子どもたちは、実際に完成したパッケージ・リーフレットを手にして、自分たちが学んだことや体験したことを思い出していました。また、自分が担当した絵や文章を見つけると、たちまち嬉しそうな表情を浮かべていました。
小学生を代表して、水野壮哉さん(小学6年生)がオリジナルパッケージを贈呈。「サクラマスに関する文章や絵を描きました。僕たちが3日間のイベントで学んだことの集大成です」と力強い言葉を添え、「高芳」の社長・多賀善治さんに手渡しました。
オリジナルパッケージを受け取った多賀さんは、「よく頑張りましたね。大切に使わせていただきます」と子どもたちに激励の言葉を贈りました。
また、パッケージを見て「伝統やしきたりにとらわれない、子どもらしい感性が満載のパッケージになっている」と評価。ますずしの歴史や作り方、サクラマスを未来に残すための取り組みなどが書かれたリーフレットについては、「誰かに話したくなるようなますずしのバックグラウンドが書かれている。これをきっかけに、多くの人にサクラマスを取り巻く環境の現状と課題を知ってほしい」と期待を寄せました。
今回完成したオリジナルパッケージは全7種類。販売する7店舗でそれぞれデザインが異なります。「高芳」では、1日の限定数を設けながらオリジナルパッケージ版のますずしを販売していく予定です。
・学んだことが形になって嬉しいです。ますずしのことをあまり知らない人に手に取ってもらいたいです。
・「ますずし」や「サクラマス」だけではなく、私たちが実際に体験した「サクラマスの稚魚を放流している様子」が描かれているところに注目してほしいです。
・もともと魚の絵を描くのが好きだったので、自分の絵がパッケージになって嬉しいです。
・「高芳」のパッケージに自分の絵が載っていて嬉しかったです。みんなの絵や文章をよく見て、ますずしのことをもっと知ってほしいです。
「海と日本プロジェクトin富山オリジナルパッケージますずし」
発売日:2023年11月30日(木)~2023年12月31日(日)
価格:販売店による
販売場所:富山市内のますずし店7店舗(富山名産鱒の寿し 高芳、青山総本舗、庄右衛門元祖関野屋、鱒寿し本舗千歳、吉田屋鱒寿し本舗、川上鱒寿し店、味の笹義)
団体名称:一般社団法人とやまミライラボ
URL:https://toyama.uminohi.jp/
活動内容:富山県の次世代を担う子供たちやその家族などを対象に海に親しみ、その素晴らしさや豊かさを知り、大切にする心を育てる運動を興し推進する活動を行っています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/