いよいよ夏本番!本格的な海水浴シーズンがスタートしました。
マリンレジャーを安全に楽しむために、改めてポイントを確認しましょう
海や川・水辺に遊びに行く前に、ぜひ一度ご覧いただきお出かけください。
【遊泳を安全に楽しむために、特に次の点にご注意ください。】
(1)管理された海水浴場で泳ぐ
ライフセーバーや監視員などが不在の場合、万が一事故が発生しても、救助までに時間が掛かる可能性があるので、海で泳ぐ場合は、ライフセーバーや監視員などが常にいる管理された海水浴場で泳ぐようにしましょう。
(2)海にいる危険な生物に注意
海には、クラゲやエイなど、危険な海洋生物がたくさんいます。これらの危険生物に刺されたりした場合は、すぐに海から出て、医療機関を受診しましょう。
(3)海が荒れているときや荒れることが予想されるときは泳がない
事前に天気予報を確認し、海が荒れているときや荒れることが予想されるときは、危険ですので、泳がないようにしましょう。
(4)お酒を飲んだら泳がない
人はお酒(アルコール)が体内に入ると、判断力、集中力(注意力)や運動能力が低下し、大変危険です。また、溺れた際の死亡率も高くなります。お酒を飲んだら海に入らないことを徹底しましょう。
(5)子どもから目を離さない
子どもは危険が近づいていても察知することができないので、小さな波でも思いがけず足をすくわれ、溺れることがあります。保護者のかたは子供の体に合ったライフジャケットを着用させ、常に子どもから目を離さないようにしましょう。
(6)自身の体調には素直に耳を傾けて
自身の体調を把握し、疲労や睡眠不足を感じる場合には、海に入らないようにしましょう。また、海に入る際は、準備運動を念入りに行い、適度な水分補給を心掛けましょう。
マリンレジャーには、遊泳、釣り、サーフィン、磯遊び、スノーケリングなど様々な種類がありますが、海での痛ましい事故を起こさないためには、「自己救命策3つの基本」が重要であるほか、「家族や友人・関係者への目的地等の連絡」も有効な自己救命策の一つです。
【自己救命策3つの基本】
(1)ライフジャケットの常時着用
海で活動する際にライフジャケットを着用しているかが生死を分ける要素になります。海に落ちた際にライフジャケットが脱げてしまったり、膨張式のライフジャケットが膨らまないといったことがないように、保守・点検のうえ、正しく着用することが大切です。
(2)防水パック入り携帯電話等の連絡手段の確保
海の事故に遭遇した際は、救助機関に早期に通報し救助を求める必要がありますが、携帯電話を海没させ通報できないことがあるため、ストラップ付防水パックを利用して、携帯電話等を携行することが重要です。
(3)118番・NET118の活用
海上における事件・事故の緊急通報用電話番号「118番」を海上保安庁では運用しています。海の事故で救助を求める際は、携帯電話のGPS機能を「ON」にしたうえで遭難者自身が118番に直接通報することにより、海上保安庁が正確な位置を受信することができ、迅速な救助につながります。また、聴覚や発話に障がいをもつかたを対象に、スマートフォンなどを使用した入力操作により通報が可能となる「NET118」というサービスも運用しています。
家族や友人・関係者への目的地などの連絡
海に行く際には、家族や友人・関係者に自身の目的地や帰宅時間を伝えておくほか、現在位置等を定期的に連絡するなども有効な自己救命策のひとつです。これらの連絡は、万が一事故が起こってしまった場合に周囲の人々が事故に早く気づくきっかけとなり、速やかな救助要請、ひいては迅速な救助につながります。
参考: 政府広報オンラインhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201608/1.html
★こちらのサイトもぜひご参考ください★
小学校・中学校の新学習指導要領に沿い「水泳運動の心得」や「安全確保につながる運動」、「水辺の事故防止に関する心得」などへの実践的理解を深めるような内容になっています。
守ろう!いのち学び合おう!水辺の安全(公益財団法人 日本ライフセービング協会)
https://elearning.jla-lifesaving.or.jp/
海や川へ出かける前に知っておきたい自助と救助の方法について、動画やクイズを用いてわかりやすく解説。
水辺を学ぶ 海や川の安全教育講座
https://www.bgf.or.jp/lesson/safety/